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第7話 ツマグロヒョウモンがやってきた
昨年7月のことです。センターの花壇に写真のチョウがやってきて、蜜を吸っていました。西日本に分布するツマグロヒョウモンです。
このところの温暖化の影響なのか、移動能力に優れた暖地の昆虫たちが次々に北上して、長野県に入り込んでいます。今年の夏も連日猛暑が続きましたが、このような気候の変動の最前線を生きている昆虫の姿を、このツマグロヒョウモンに見る思いがします。 |

ツマグロヒョウモンの雌成虫
(撮影 伊原道夫)
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幼虫はスミレの葉を食べながら冬を乗り越えます。標高800mを超えるセンターではさすがに冬越しは無理ですが、塩尻市南熊井の民家の庭先では、園芸品種のパピリオスミレを食べて冬を乗り越えたのではないかと思われる成虫が見つかっています。最近の園芸ブームで、冬でもパンジーを日当たりの良い場所で栽培するようになったのが、幼虫の冬越しを助けているようです。 |
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この所報がお手元に届く頃、成虫の数が一番多くなります。ツマグロヒョウモンの分布域の拡大の裏には、我々人間の影響が見え隠れしています。
(専門主事 岩崎 靖 2001.9)
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【バックナンバー】
第6話 ヒルガオの変わりもの
第5話 タンポポは語る
第4話 センターの隣人・あるムシの話
第3話 水辺づくりとメダカ復活作戦
第2話 カタオカザクラ
第1話 足下に咲く貴重な植物
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