長野県総合教育センターは、北アルプスを一望できる塩尻市片丘の地にあります。片丘の豊かな自然の一端を紹介します。


第1話 足元に咲く貴重な植物

−所報第8号より−

センター敷地内の芝生には、造成の際に持ち込まれたと思われる帰化植物が、ときどき顔を出します。初夏から黄色い花をつけるヨーロッパ原産のキバナウンラン(ゴマノハグサ科)もその一つです。この植物が定着した記録は、県内初と思われます。


南側の県林業総合センターに続く林は、「体験学習の森」に指定されました。一角の水田跡地は、ビオトープ(多様な生き物が生息する空間)として整備され、湿地が自然の状態で保たれています。ここでは、紅紫色のアサマフウロ(フウロソウ科)が見られます。この植物の自生地は、日本各地で失われつつあることから、ここ片丘は大変貴重な産地です。


研修講座でも、センター敷地内や「体験学習の森」をフィールドにして、足元の自然を見つめ直す活動を取り入れていきます。


(専門主事 橋渡勝也 1999.2)




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